ひとりぼっちのあいつ

ぼっちのひまつぶし

わたしの小さな古本屋

おはようございます
私もいつかは何らかの形で 書店を開きたい
そんな方におすすめの一冊です

わたしの小さな古本屋 (ちくま文庫)

わたしの小さな古本屋 (ちくま文庫)

How-to本ではありませんが
軽くてやわらかくて暖かい文体のなかに
こうなりたいなと思わせる やさしさがあります

すごくご苦労されてるのでしょうが その点を変にアピールをしない潔さ
承認欲求を感じない 気持ちのいい空気感です

業界や世間の常識 同調圧力をさらりと流し
自分ならではのしあわせを 静かに噛みしめる
それを押し付けるわけでもない
そこが心地よい
いま目の前の人が 幸せそう
そんな気分になります

古書店や何らかの店を 開きたいというわけではなくても
生き方 何よりも反骨精神に
学び感じ取れることがあると思います

太陽がもったいない

おはようございます

ほの暗い気分でひっそり読みたい
山崎ナオコーラさんのエッセイ

『太陽がもったいない』

紹介させていただきます


太陽がもったいない (単行本)

太陽がもったいない (単行本)

ナオコーラさんと言えば

人のセックスを笑うな

『ニキの屈辱』

かちょっとずれてる人と振り回される人を描かれた作品が有名ですね

『太陽がもったいない』
こちらはナオコーラさんの趣味という ベランダ園芸について綴られています

投げやりで 対象との距離を取った文体だからこそ
静かな日常のなかの 深く瑞々しい愛情が
じわじわと 染み込んでくるようです

個人的には ナオコーラさんの文章は
日当たりの悪い静かな場所で
ひっそり読むのがしっくりきます
スタバとか おしゃれな女の子のいる場所には合いません たぶん


好きなところ引用

いいんだ、いいんだ、今はじっとしてるだけでいいんだ。
何もしなくていいんだ。
じっとしているだけでいいんだ。
何もしなくても、いつか生活を再開できるときがくる